会長挨拶 / 沿革

kaicho-photo中央区は、政令指定都市神戸市の中心に位置する人口約14万人の地域で、多くの行政機関や事業所、商業施設が集中し、昼間の従業者は25万人を超える、昼間人口と夜間人口に大きな差のある地域です。
また神戸市は、ここ数年人口が減少していますが、中央区では平成7年の震災後から人口が徐々に増え続け、若い世帯と高齢者世帯が混在している地域でもあります。

この様な地域に有る中央区医師会は、会員数533名を数え、県下の郡市区医師会中、尼崎、姫路、西宮市医師会に次いで会員数が多く、また区内には大学病院を加えると21もの病院が集中する地域に有る医師会です。

中央区医師会の業務は、主に、中央区にお住いや通勤、通学されている皆様の健康と福祉を守るサービスと、会員への情報提供、会員相互の意見交換、研修会、生涯教育の実践などの会員サービスとの二つ分かれます。

現在中央区医師会では、超高齢化社会を見据え、医療依存度の高い住民の皆様でも、住み慣れた地域で安心して暮らせる様、歯科医師会、薬剤師会、看護協会や在宅関連業種の方々との連携、往診や訪問診療を行う在宅医不足の解消への取り組みなどを推し進めています。

また、一次救急として神戸市医師会の急病診療所への医師の派遣、学校医や保育園医の選任、予防接種や地域の健康教室への講師派遣などの予防活動、産業医活動にも力を入れております。阪神大震災を経験した医師会として、災害時医療を担うため、日頃より行政とも協力し、救護所設置等の訓練なども行っております。

 

医師会の仕事はこれら多岐にわたりますが、これらの取り組みを生かし地域住民の皆様が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、皆さまの声に耳を傾けながら、保健・医療・介護・福祉職、関連機関の多職種の方々とも協力し、より暮らしやすい中央区となるよう努力しております。

今後も、皆様に信頼される開かれた医師会を目指して会員一同力を合わせ、さらなる充実を目指し邁進してまいります。

どうぞ日々の診療や救急・介護の現場で中央区の会員の先生方の活動も合わせて見ていただき、ご意見をお聞かせください。そして気軽にご相談ください。。

平成30年4月1日
神戸市中央区医師会
会長 米田 豊

沿 革

中央区医師会は、昭和55年12月1日行政合区のために、葺合区医師会と生田区医師会が統合され発足しました。合区以後の区医師会会長である石原先生の後、皆木先生と続き、進藤先生と小柴先生の時は大震災後で大変苦労をされたと聞きます。さらに置塩先生・林先生・米田先生(現会長)へと時代の流れに即した手腕を発揮しています。

 

中央区の地域性:北は六甲山系、南は大阪湾に面し、神戸市のほぼ中央に位置し神戸市の行政、経済、文化の中枢である。JR三ノ宮駅からJR神戸駅に至る間に主要官庁(県庁、市役所など)、銀行、百貨店、オフィス、ホテルなどが集中し、北には新幹線の新神戸駅、南には空港や医療特区があり、交通商業の中心地となっている。人口は135056人、男62894人、女72162人、世帯数80412 (平成30年3月31日現在)。

中央区の花はペチュニアである。

歴代会長

昭和55年12月~昭和61年3月 石原  弘
昭和61年4月~平成2年3月 皆木 吉泰
平成2年4月~平成10年3月 進藤 欣一
平成10年4月~平成18年3月 小柴 孝夫
平成18年4月~平成24年3月 置塩 隆
平成24年4月~平成30年3月 林 省治
平成30年4月~ 米田 豊

主な出来事

平成6年1月 FAXでの病院初診予約システムの作成
平成7年1月17日 阪神大震災
平成9年5月 区医師会ホームページ開設
平成11年4月 介護保険制度開始
平成12年 区医師会設立20周年
平成18年4月 ホームページの移転
平成22年 区医師会設立30周年
平成24年4月 理事会でパソコン画面で議事進行
平成24年11月 地域ケアシステム構築に向け多職種連携会議開始
平成26年3月 緊急連絡網発動訓練開始
平成28年4月 区医師会ホームページリニューアル

現在の会員数等

現在、会員数は551名(A会員 231名、B会員318名、C会員1名(令和4年5月31日現在)を擁し兵庫県下の郡市区医師会中、尼崎市医師会、姫路市医師会、西宮市医師会についで会員数が多く、病院数も21、診療所数211と、神戸市の中でも屈指の医療機関集中地域でもあります。その中で、中央区医師会は有機的な病診・診診連携を深め医療の質を高める事で、これからも地域に貢献していく所存です。